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【債券投資】株式と債券、どちらが難しいと思いますか?

株式と債券どちらが難しいと思いますか?

すごい曖昧な質問ですいません。

おそらくリターンを出すのは株式が難しく、債券の方が簡単です。なぜなら債券は最後まで持ち切れば買ったときの利回りがそのまま実現するからです。一方で株式は基本的に買った価格より高い価格で売却できなければリターンが出ません。株式でトータルで勝ち続けるのは相当な努力とセンスが必要になりますが、債券で勝ち続けるのは忍耐力?だけで十分です。

 一方で本気で現物債券でポートフォリオを作ってトレーディングと長期保有を組み合わせた運用をする説明をしようとすると債券の方がはるかに難しいです。

株式は上がるか下がるかは誰にも分かりませんのでどんな話をしても問題になりません。決まったものが何もないからです。。PERなどありますがどう使うかは見る人によって違ってしまいます。

しかし、債券には満期やクーポン、社債なら比較する国債金利など確定している部分がいくつかあります。そのためそれらを加味して債券のポートフォリオを作ろうとするとかなり専門的な知識が必要になります。またプレイヤーも限定されているので投資家動向というか投資家の癖みたいなものも知っておく必要があります。

それ以前に債券を売買するという発想がある人が実はほとんどいません。

ほとんどの証券会社のセールスはめいっぱい手数料を乗せて販売しているため買った瞬間にマーケットから価格が離れすぎて売却するという発想にならないのだと思います。そのため誰でも知っている銘柄を単純な利回りだけで販売するというセールスになりがちです(株式で金融銘柄だけでポートフォリオを作ったりはしないと思いますが、債券だと金融に偏ったものになる傾向が強い)

債券でもトレーディングは可能です。というか満期まで最悪持てばOKという覚悟でトレーディングするのはかなり安心感があると思います。保有期間中に金利ももらえますし。

事実として皆さんがお金を預けている銀行は、その他保有目的で債券を保有して債券のトレーディングをして収益の上乗せを図っていますし、債券だけで運用するヘッジファンドも数多く存在します。

個人投資家の視点で見ると、円建て市場は金利が低すぎる上に、需要に対して供給が少なすぎるので国債に対する上乗せ金利が信じられないくらいなくなっているためトレーディングで稼ぐのはほとんど不可能です。

しかし、圧倒的な流動性を誇る米ドル建ての市場であれば債券運用だけで5%以上のリターンを出すことは難しくありません。個人投資家のレベルであれば金利だけでそれが達成可能です。大手機関投資家は大きな金額を取引しないと非効率になることから銘柄が限定されますが、個人投資家のレベル(1回の取引で1000万円~5億円)であれば大手機関投資家とは比較にならない数の債券が投資対象として選ぶことができます。

個人投資家視点でみた債券のトレーディングの最低限のポイントは3つです。

  1. 証券会社がスポットでアレンジした債券でなく流通市場から都度調達した債券を買うこと
  2. 仮に長期保有することになった場合でも十分な利息が得られるようなある程度金利の高い債券を選ぶこと
  3. 出来るだけアンダーパーで取得すること

1は流動性のある債券を選ぶということです。流通市場から買えば流通市場で売却できることになります。一方で証券会社が期間を切って販売しているようなものは売却しようとすると販売証券会社の言い値になり市場に合った価格ではなくなります。なぜなら販売会社も流通市場に流せずポジションを保有することになるからです。

2は債券のトレーディングと言っても債券の特徴の1つである金利を有効に使う必要があります。単純にそもそも債券投資なので保有期間のリターンはある程度確保しておきたいです。リターンの面でもそうですが、損切しないといけなくなった場合受け取った利金がその時のバッファーになり損切の決断を助けてくれる精神的材料になります(経験上損切の場面は多くはありませんが)

3はあまり言われることはないかもしれません。なぜなら債券は利回りが同じならリターンが同じだからです。しかし、投資をしている上で分かりやすさは重要なのでアンダーパーを選ぶようにしています。さらに債券価格は満期時には100になるという性質がありますので、100より下で買えば最後に100になるため何も変化がなくても価格は100に近づいていくことになり、時間を味方につけることになります。

つまり価格が上がる要素が、①金利の低下②クレジットの改善③時間の経過の3つになりオーバーパーの債券よりトレーディングがしやすくなります。

ドル円の為替変動をしばらく忘れて米ドルベースで5~7%のリターンで十分という方はかなりおすすめ、というか必要十分な投資方法だと思います。

但し、これは長期的な視点で取引してくれる担当者が必要になりますので、担当者が変わらない外資系PBやこれらがよく分かっているIFA事業者を見つけることが必要になります。

 

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