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【IFAの独自サービス】リターン向上のため?マーケティングのため?

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IFA事業者の独自サービス

 IFA事業者も数が増えてきて独自のサービスをするところが増えてきました。

「ファイナンシャル・パーソナリティ・チェック(FPC)」

26問の質問に答えるとその結果から性格を約300パターンに落とし込み、性格に合った商品の種類や投資期間、避けたい商品などを案内してくれるというもののようです。
資産状況ではなく、性格に合った投資アイデアを探そうというアプローチで面白いと思います。

但し、あくまでマーケティングの方法として面白いということです。
純粋にリターンを目指した運用ができるかどうかは話が別です。

高い手数料の投資信託を勧める隠れ蓑に

例えば、「積み立て投資がおすすめ!」と言われて手数料3%の投資信託を買わされている人がいます。
積み立て投資をしていれば長期でうまくいくという謎の信仰に乗って高い手数料を払い続けるなんてリターンを出すためには最もやってはいけないことではないでしょうか?

事実としてペレグリン・ウェルス・サービシズ株式会社は投資信託の手数料は高く設定してあります。
以前ご紹介した楽天証券で投資信託手数料がインターネットと同じにしている業者として記載がありません。
そこに記載がない業者でもインターネットと同じ手数料にしている業者は多くありますが、ペレグリン・ウェルス・サービシズ株式会社はNISA口座でのみ手数料がインターネットと同じ手数料という記載がありますので、通常は高い手数料を課していることが分かります。

そのような業者はノーロードの手数料の投資信託を勧めることは考えにくいので、テスト結果で積み立て投資おすすめ!といって盲目的になったところで高い手数料の投資信託を積み立てさせる可能性が高いです。

仕組債への誘導

避けたい投資対象に現物株式が入ることが多そうです。

価格変動が大きいとか価格が気になってしまうとか現物株式は向いていないという理由には事欠きませんし、顧客側としても株式は怖いというイメージを持っている場合が多いので受け入れやすいからです。

しかしながら、現物株式は避けましょうと言いながら株式を対象にしたEB債は債券だからオススメという話はよくあります。
確かにEB債は株価が一定水準以下に下がらなければ債券の性質をもっています。
しかし、EB債は一定水準以下に下がると株式を保有しているのと同じ状態になります。
言い換えると、リターンは債券・リスクは株式となっています。

株式は怖い・・・という顧客に平気でこれを勧めるセールスが大勢います。
もちろん仕組みをきちんと理解した上で活用すればEB債も利用価値はありますが、ほとんどの場合セールス自体が理解していません。

極論ですが、参照株式を現物で買って、5%上で売り指値・30%下で逆指値をした方が安全かもしれません。
(まったくオススメしているわけではありません)

まとめ

このように投資対象を選定する前にサービスがあると、投資対象の選定段階でアドバイザーに主導権が行きやすいので、顧客にとって不利な仕組みや手数料になっていても気がつきにくくなります。

そもそも投資は性格別に構成するものではないと思います。
投資対象や投資戦略に対する考え方は、スタート時と5年後では変化している場合が多いです。
知識がついてきたり、価格の変化の癖に慣れてきたりといった変化が必ず起こります。
それに応じて株式の割合が増えたり、損切が早くなったり、短期の価格変動に惑わされず長期で保有できるようになったりします。

どんなことでも最初は何も分からない状態からスタートします。
しかし、やっているうちに分かってきたり、慣れたりすることでそれに向かう心の動きも頭の動きも変化します。

これを成長というのだと思います。

長く取り組むことで投資に対するマインドが変化し、自分自身に合った投資の方法が見つけられるようになることが投資を成功させる重要な要素ではないでしょうか?

 

もし皆さんが投資に関して話ができる人がいるのであれば、ゆっくり時間をかけて実験しながら投資に対するマインドを作っていけばよいのではないかと思います。

仮に金融機関の担当者が投資のプロだとしても、その方は皆さんのビジネスの分野ではアマチュアです。
みんなそれぞれ専門分野が違うだけです。
こんなことを聞いたらバカにされるかも・・なんて考える必要はまったくありません。
何でも聞いてみることが大事です。
それに対して「こんな初歩的なことを聞きます?」みたいな態度を出すようなアドバイザーは、自分が他の分野で専門家ではないという認識が欠けている人です。

世の中はみんなそれぞれの専門サービスをお互いに提供しあって成立しています。

そんなことすら認識がない人は日々変わっていく金融市場にとてもついていけるような人ではないと思います。