P-NOTE

Simple & Healthy

アセットアロケーションとアクティブファンド

アセットアロケーションという言葉は最近かなり広がってきており、どのような金融業者も使うようになってきています。この言葉だけで「顧客のことを考えているよ」というアピールになるという風潮すら感じます。その一例をご紹介します。

今回は問い合わせを頂いた話です。

アセットアロケーションが大事だとして、株式40%、債券40%、REIT20%のアセットアロケーションの提案でした。中身はと言いますと、具体的な投資信託の名称は伏せますが、株式はアクティブ型、債券は通貨選択型のハイイールドファンド、REITは米国REITという構成になっており、すべて買付手数料は3%。

運用の中身として言いたいことは山ほどありますが、大前提としてアセットアロケーションを計算するときに基本として想定するのはインデックスだと思います。だとするとまずはインデックスファンドを当てはめていくのが基本で、その後のアレンジとしてアクティブやオルタナティブを考える流れになります。そうすることでシミュレーションに近いパフォーマンスを実現しようと考えるはずですが、当初想定から離れすぎて何がどうなるかもはや想像不可能です。

分かっていることは確実に3%の買付手数料が取られることです。

つまり、提案の作り方としてどの投資信託を販売するかを最初に決めて、アセットアロケーションの話は販売するための手段としてくっつけたのでしょう。こんなやり方でファイナンシャル・アドバイザーなんて名乗ってほしくないですね。特にファイナンシャルプランニングを宣伝に使っているところは要注意です。投資オンチというかそもそもやったことない人がほとんどだからです。

 

上記提案に関するセカンドオピニオンとしては「その担当者とはそっと離れた方がいい。今後まともな提案になる可能性はほぼない。」というものでした。

投資に関心のないセールスがアドバイスを考えるようになるには相当大きな出来事がないとありえません。セールスかアドバイザーか見極めるのは簡単です。自分も運用経験がどのくらいあるか聞けばいいだけです。会社のルールでできないんです・・という方でも投資に関心があれば、株式以外の投資を考えるはずです。金、不動産、仮想通貨、太陽光など世の中にはさまざまな投資が存在します。お金をリスクにさらす感覚はやったことがないと分かりません。それがない人には本気で投資を考えるという経験がありません。失敗していても全然問題ない、というかたくさん失敗している方が信用できるかもしれません。

セールスかアドバイザーか見極めることが投資を成功させる重要な要素になります。