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ウーバーやリフトを参照したEB債が流行るかも??

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某外資系PBの営業方針の変化

12月決算の某外資系銀行の営業は1月から新しい期がスタートします。

経営陣は1-3月はファンドの積み上げを重視する傾向があります。なぜなら、早めに販売するとその期に獲得できる信託報酬が多くなるからです。一方で営業は、その年の数字を早めに読みたいため、収益を多く獲得できる仕組債や仕組預金のような商品の販売が多くなります。

しかし、この1-3月はかなり数字が落ち込んでいるそうです。

そこで経営陣からは「収益を厚く取れる商品を売れ!」という指示が出ているという話は以前別の記事でしました。にもかかわらず、GWが10連休となった影響もあり、進捗は上がらずさらに厳しい状況になっているそうです。

となると、経営陣としては出来ていない営業に直接圧力をかけ始めます。

外資系の場合、クビにする前にはPIP(Performance Improvement Program)というものの対象にするという方法を使います。これに入ると抜け出すのは相当厳しいです。それまで出来ていないにも関わらず、上席に報告するための作業が膨大に取られるので営業時間は減ることになります。さらに余分なストレスまで、、、ほとんどはクビに追い込むための作業なので地獄のようなものだと思います。

そうなると普通の思考状態ではなくなるので、顧客のことを考える力がどんどん落ちていき生き残るために顧客を犠牲にすることに抵抗がなくなってきます。なぜならクビになったらその顧客は自分の顧客ではなくなるので。

そうなるとやることはだいたい2つです。

  • 複数銘柄を参照したEB債
  • トルコリラなどの高金利通貨への誘導

EB債はそもそも証券会社の収益の多くを稼ぎ出す商品です。そしてこれのいいところはボラティリティの高い銘柄を選んだり、参照銘柄の数を増やしたりして、顧客への提示レートをよくした上で収益を多く獲得できるところにあります。

もしかしたら直近上場したウーバーやリフトなどの有名な銘柄での提案が増えるかもしれません。なぜならこれらは一般に名前が知られており、企業に対してはなぜか分からない安心感があり、直近価格変動が大きくなりそうだからです。

日系証券はなかなかすぐにこういう提案はないかもしれませんが、外資系証券はこういうところに目をつけることには長けています。

直近のIPO銘柄を参照したEB債には気をつけた方がい良いと思います。

IPO銘柄ではありませんが、以前ご紹介したエヌビディアのようなこともあり得ます(過去記事参照)。 トルコリラなどの高金利通貨への誘導も何度も行われてきました。

 これも手数料稼ぎには有効です。為替の手数料を獲得できる可能性もあることを考えるとその点ではEB債より有効とも言えます。これまでそういうものを扱っていなかった営業まで扱い始めるというのが特徴です(トルコリラ参照の仕組債も含めて)

仮にトルコリラに投資をするのであれば以前に紹介したMMFで十分だと思います。担当者からセールスがあればMMFをネットで一緒に確認して検討することをお勧めします。

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こうして4-6月が乗り越えられればいいですが、ダメなら7-9月も同じようなことが続きます。この時期になるとより即効性を求めてくるのでイベントや接待などの誘いも増えるはずです。

なぜか収益予算が未達の可能性が高くても、接待予算は使い切ろうとする不思議な文化があります。所詮人のお金なので仕方ないのかもしれませんが・・・