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ソフトバンクグループ企業への投資を考える

ソフトバンクグループはもはやバークシャー・ハサウェイに近い会社になっています。

バークシャーは保険事業から発生する安定したキャッシャフローをベースにして投資を拡大していく投資会社です。

同じようにソフトバンクグループは通信事業から発生する安定したキャッシュフローをベースに投資を拡大しました。昨年はスイス再保険を買収するという観測もありましたので実現すれば本当にバークシャーと同じ事業を保有することになったので比較されるコラムが多く書かれていたかもしれません。さらに、現在ではビジョン・ファンドで外部資金による運用も行っています。そういう意味でバークシャー・ハサウェイの拡大版と捉えることもできます。

一方で投資先企業の選定はだいぶ違います。

バークシャーは上場企業に投資することが多いですが、ソフトバンクグループは未上場企業に投資することが多いです。これはバリュー投資かグロース投資かという投資スタンスの違いからきています。

バークシャーは何かの理由で市場が安く評価しているものに投資をして長期で保有します。一方で、ソフトバンクグループはAIなどの情報技術及びそれによって世の中を変える可能性があるものにテーマを絞って投資をしています。

そのためソフトバンクグループは他の投資家にはない特別な投資の出口が存在します。

それがソフトバンクがヤフーを子会社化するというニュースに表れています。

ソフトバンクグループ、ソフトバンク、ヤフーの3つの会社の間で資金移動があることからスキームが少しややこしいです。

スキームについての解説は多くのコラムやブログでされていると思いますのでそちらを参考にして頂ければと思います。結論としては単純にソフトバンクグループに資金が移動する結果になります。

実質的にヤフーへの投資をソフトバンクに売却することでリターンをソフトバンクグループが回収する形になっています。

これは投資先事業それぞれが関連性があることからグループ内で事業を統合するメリットがあることから可能である手法と言えます。これは投資資金を回収すると同時に、売却した優良企業の利益を傘下企業の株式価値または配当を吸い上げるなどの方法で半永久的に享受できる素晴らしい特徴を持っていると思います。

となると、ソフトバンクグループの関連会社への株式投資は、ソフトバンクグループを除いてあまりしない方がいいように感じてしまいます。常にてっぺんのソフトバンクグループに都合がよいようなアレンジになるからです。

どんなに優良企業でもです。

ソフトバンク(通信事業)、ヤフーも引き続き上場していますが、それらの株式を買うくらいならてっぺんのソフトバンクグループの株式を買うべきだと思います。