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ヘッジファンドによるポートフォリオ

とある外資系PBがヘッジファンドによるポートフォリオの提案を行っているそうです。

証券化商品戦略ファンド、米国株ロング・ショート、グローバル株式ロング・ショート、未上場株式の4つの投資戦略をまとめて提案するというもののようです。どれも現在のところパフォーマンスは良好であるそうです。

 

パフォーマンスが良好なら絶対に売れそうですがここには1つ問題があるそうです。

それは今現在パフォーマンスが良好なファンドを集めただけらしいのです。

他にも多くヘッジファンドを扱っているそうですが、昨年一昨年でパフォーマンスが悪かった売れ筋商品は外されて見た目の良いものだけを組み合わせるという作り方をしているのです。それぞれの戦略による相関関係などはまったく考慮されていないそうです。というかそういうことを考える文化がないそうで、いかに販売するか?の1点でのみで考えているようです。

この話を聞いて残念な思いもしましたが、同時にしかたないとも思いました。なぜならプライベートバンクと名乗っていても顧客の資産を増やすというインセンティブはないからです。いかに手数料を稼いだかが成績になるので、いかに販売するかを考えることはそこの従業員としては自然な発想になります。余程顧客に思い入れがある担当者でもない限り顧客の資産を増やすことを第一に考えて提案内容を考えたりしません。特に外資系の場合自分で顧客を作るのが苦手な営業が、なぜか社内政治がうまく顧客をうまく引き継ぎます。そうして得た顧客に対してその営業は思い入れはありませんのでどのようにして手数料を稼ぐかだけを考えてしまいます。そういう発想なので顧客が自分でつくれないというのが事実だと思いますが、社内政治で自分が生きていく術を知っていますので顧客を大事にするという発想になりません。一方でそのような担当者の人当りは最高に良いというのも特徴です。なぜなら手数料をたくさんもらうことが目的なので関係を気づくのが得意だからです。社内外問わず。つまりとてもいい人なのです。

しかし、投資にまったく関心がありません。投資の専門家に任せて託しているつもりが、人たらし?の専門家・商品販売の専門家に投資を託しているという結果になります。

過去何度も書いていますが、投資に関心がある人と付き合うことが投資を成功させる重要な要素です。

そもそも一人でこない担当は投資に関してほとんど無能だと思います。そういう人に投資を託してはいけないというのが結論です。

 

ヘッジファンドの話からそれてしまいましたが、上にあげたヘッジファンドはどれも優秀です。運用者もオタク気質で自らの資金も投じていると思います。

一方でヘッジファンドは解約までにかなりの時間を要するものが多いです。そのためポートフォリオをパーツとしては有効ですが、それだけでポートフォリオを作るというのはありえないことだと思います。

入口の手数料とランニングの信託報酬と両方とれるため販売する方の都合で作られた以前からある投資信託の問題と同じ構造の問題を秘めたバカらしい提案だと思います。