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主要国金利20190716

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相場を予測せず、相場についていく

いつも各国のニュースを羅列するという形で書いていましたが、今日は成り行きで最近の状況とそれに対して思っていることを書きたいと思います。

金利低下は底打ち??

7月のはじめを底にして少し金利が上昇してきました。

米国の10年債は1.95%を底にして直近は2.124%となっています。
短期金利も1.70%を割れそうなところまで行きましたが現在は1.845%となっています。

米国ではどの年限も15~20bpsほど上昇しています。

だからと言って米国の利下げの観測がなくなっているわけではなく、その幅が0.50%から0.25%と縮小しているだけです。

米国の株価は高値を更新中ですが先行きの懸念を理由にして利下げの観測が続いています。
最近の流れでいくとNYダウが500ドルも下げようものなら途端に利下げ観測が強くなるくらいのイメージで株価の下落そのものを許さないといった空気感になっています。

根底にはトランプ大統領がFRBに利下げを強烈に要求していることがあります。
前議長のイエレン氏は芯があって自らの考えで動きそうな雰囲気でしたが、現議長のパウエル氏はなんとなく長いものに流されそうな空気を醸し出しているように見えます。

現在の利下げの議論は経済よりも政治の色合いが強いように見えるので真剣に経済指標などを考慮して議論するのは意味がないと感じます。

ではどうすれば??

利下げの有無に関係づけて相場を当てることは難しいので、決めたルールを守ってトレードすることに尽きると思います。

つまり、相場を当て続けて資産を増やすのは不可能なので一定のルールの中で全体として資産が増える仕組みやルールを作ることが重要になります。

世間でよくあるのは、ドルコスト平均法でインデックスファンドを積み上げるとかでしょうか?

もちろんそれでもいいと思いますし、株式や債券を積み上げてキャッシュフローが出る仕組みを作るでもいいと思います。この場合は分配金という仕組みはだめで配当金または利金を活用するべきです。

つまり投資信託はNGです!

中には一定のリスクバッファーを設けて仕組債でキャッシュフローの獲得を目指す人もいるかもしれません。そのような場合は、ノックアウト時の株価水準でこれ以上ならロールしないなどの休憩のルールを設けることが重要になります。

その他にはヘッジファンド投資を中心に行ってそもそもマーケットの影響を抑えた運用をしている人もいるかもしれません。
そのような方はヘッジファンドの運用戦略が今のマーケットに対してワークしているかのチェックが重要になります。
例えば3カ月連続でマイナスになったら一旦撤退して様子をみるなどの行動が必要になります。

投資機会を失うリスクがあって撤退をためらうこともあるかもしれませんが、リスク回避的に動いて問題なさそうであれば再度コストを払って参入する方が長い目で見て大けがせずに済むという考え方も必要だと思います。
ヘッジファンドは一旦ワークしなくなると元に戻る可能性が低いです。
なぜなら、そもそも何か確固たる戦略を元に行ってきた人たちが柔軟にマーケットに合わせてその考えを変えられる可能性が低いですし、一旦大きく下落すると成功報酬が貰える水準まで回復させるのは相当な時間がかかりモチベーションも上がりにくくなるからです。

ルールの設定とルールを守ることの重要性

資産運用ではルールを守ってリスク管理をしていくことが最も重要です。
一度買った商品がずっと上がり続けたり、ずっと安泰であるというのは幻想なのでどんなにいいものでも定期的なチェックが必要になります。

これ完全に自分に言い聞かせるように書いています。無意識に行動していると良い時は自分のポジションについて考える時間が減ってしまい、何か起こってから真剣に考えるという流れになってしまいます。
本当は良い時に良くない状況になったときでも継続保有するのか、損切するのかを考えないといけないですし、良くない時に上昇したら利益確定売りをするのは長期で保有し続けるのかを考えておくことが理想的です。

その後何が起こるかは誰にも予想できません。

株式であれば上昇過程で保有数量を縮小したり、債券であれば売却利回りがある程度低くなっている状態であれば次の人に手渡す(売却)などのルールのもとにポートフォリオを少し動かしながら管理することをオススメします。

なぜならずっと信じて握り続けていると思い入れが入ったり、絶対大丈夫なら売らなくてもいいという幻想に近い感情を抱いたりして、リスク発生前に行動をとることができなくなってくるからです。

はっきりとリスクが表面化したときに行動を起こしても遅いことは皆さん一度は体験しているのではないでしょうか?

リスクを感じない時に売却するのは意味を感じないという気持ちも分かりますが、そのような時こそポートフォリオの管理が重要になります。それができるようになるとリスクが発生しているときに買いという行動もしやすくなります。

絶好調のときほど保有数量を減らし、絶不調のときほと保有数量を増やす。
これはドルコスト平均法の考え方と同じです。ただし、ドルコスト平均法の話のときは必ず買いのスタンスで話がされますが、重要なのは資産全体のリスクを管理することです。

売却して数量を減らすことも重要です。
これは売却と同時に何かを買ってしまってはいけないことも意味します。

金融機関の営業に付き合うと必ずと言っていいほど売りと買いを同時に提案します。
もちろんそれが合理的な場面もあるかもしれませんが、多くの場合は高いときは売り・安いときは買いという原理と一致しません。

「現金ポジション=チャンスを待つ」

多くの投資家は運用するために証券会社にお金を割り振っているのでそれを現金で置いておくことにもったいないと感じてしまいます。
証券会社の営業としても現金は一切手数料にならないことから商品を買わせようとします。
この2つの事情がマッチして証券会社に現金を置いてチャンスを待つという人が少なくなっているのが現実です。
証券会社に資金を置くことでチャンスのときにいつでも出動できるメリットがあるので証券会社に資金を置くのはいいことだと思いますが、常に商品になっているようでは意味がありません。

ぜひ現金部分の管理も運用商品の管理とともに意識して頂けるともっと運用が楽しくなると思います。 

これは投資全体に余裕と楽しみを生み出すいい作用を生み出すはずです。

相場を予測してそれにBetして上手くいけば最大のリターンが得られるのは当然ですが、それは難しいです。

相場を予測せず、相場についていくという発想になれば現金ポジションの重要性とそれによって生み出される投資の楽しさも味わえると思います。

ぜひ一度試して頂ければと思います。