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今のところ、米ドル建て社債市場に大きな動きなし

いつも目についたことを適当に書いてますが、今回はすぐに書けそうなネタが見当たらなかったことから本業で出したコメントを加工して一部抜粋するというサボりバージョンです。
米ドル建て社債をメインで運用している人でない限りまったく役に立たないです。

 

社債市場は今のところ動きなし
 ・・・金利による価格上昇とクレジット全体による下落が相殺のイメージ】
 
またしてもトランプ大統領ツイッターをきっかけにして米中の貿易戦争にスポットが当たってしまいました。
水面下で交渉してくれたらどれほどいいか・・と思ってしまいます。
 
株式市場の下落はニュース等でご覧になられていると思いますので皆さんのポジションの多い債券目線で見てみます。
債券は「金利」と「クレジット」の2つで成り立っていますので、分けて考察します。
 
①「金利
米国の国債の利回りです。10年で2.40%と一時の3%超えからかなり下落してきました。
金利に関してみるとトランプ大統領が暴れるほど、安全な米国債に資金が集まり債券投資家にとってはポジティブな状況が作られます。
 
②「クレジット」
債券投資家にとってのクレジットとは米国債の利回りに乗っている上乗せを意味します。
皆さんが保有している債券利回りが10年で6%なら、先程の2.4%との差である3.6%のことを指します。
これが大きくなったり小さくなったりするのがクレジットリスクです。
 
クレジットリスクの要因は大きく2つに分けられます。
「マインド(マクロ)」と「個別の財務状況(ミクロ)」によって変化します。
 
Ⓐ市場全体の投資マインドが低下すると、信用リスクは上昇し価格は下落しやすいです。
但し、市場がどの程度のリスクから取りたくないと考えるかが大きいです。
ハイイールド債(投資不適格)は株価に近いですが、投資適格(BBB以上)は株価とは逆になることも多々あります。
マーケットの要求利回りの絶対値の変化も大きいですが、究極的にはマインド低下時には破綻をどの程度想像できるかによるというイメージでしょうか。
そのためクレジットの動きはすべての債券が同じになるとは限らないというのが特徴です。
投資対象を決めるときはこの要因で下落しているものが1番美味しいです。
 
Ⓑ「個別の財務状況(ミクロ)」はそのまま個別の企業の事情によります。
業績によって変化が起こるものです。
直近だとボーイングがいくつかの事故があり発注が止まり、資金繰りのために負債を増やしました。これが個別の財務状況の悪化になります。
しかし、ボーイングはそれでも財務は安定していますのでマーケットの評価を下げるところまではいきませんでした。
これらの要因は1つずつ丁寧に見ていくしかありません。
米中の関税引き上げ合戦の中では、それへの影響を1つずつ検証していくことになります。
 
P.S.  iPhoneが20%値上がりすると考えると恐ろしいですね、、、消費税の引き上げとは比較にならないインパクトです。そうなると同じ関税がかかっても安い中国企業スマホの方が売れるというトランプの想定と反対のことが起きることも考えれらます(笑)。