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売れ筋投資信託との向き合い方

ペレグリン・ウェルス・サービシズ株式会社の代表山口氏がコラムを書いていますのでご紹介します。

小見出しはかなり参考になります。

「売れ筋」や「新発売」の投資信託には注意

①投資目的と商品の特徴が一致しない

保有する金融商品がどのようなものか直感的に理解できない

③売れ筋商品や新商品は一歩引いて見る

 

①はご自身で判断できる方は投資経験豊富な方でもうアドバイスはいらないのではないでしょうか?金融機関の担当者とも情報収集目的で付き合っているという感じで投資判断は自分でするという具合に。一方で投資目的と商品の特徴が一致しないのは絶対ダメですね。その前に実は投資目的が固まっていない人が多いと思います。

よく投資目的は?と聞かれると「そんなに増えなくていいから減らないようにしてほしい」という回答が多いです。

正直増えなくていいなら個人向け国債で十分だと思います。一方で投資をしたいとも思っているので実は増やしたいとも思っていると思います。まずはそこに素直に向き合うことが大事です。増やしたいから投資という選択肢を取っているのが普通だと思います。増やしたいと思っているその考えを否定する人はいないと思います。「投資でお金を増やしたいなんて汚い!!」なんて言う人がいたらあまり近づかない方がいいかもしれません。

投資目的を考えるときに考えやすいのはインカムが合ったほうがいいのか?それともそれらを先送りにしても値上がり益がほしいのか?です。これは資産的な状況もあるかもしれませんが、性格によるところも大きいと思います。

投資開始時はインカムでリターンを得る商品から始めた方が良いように思います。

ちなみに投資信託の分配金のように元本を崩すようなものはインカムとは捉えない方がいいです。インカムとは株式の配当金、債券の利金、不動産の賃料のようなものを言います。

インカム投資から始めるとインカムを受け取るというイベントが発生しますので、その時に自分の状況を確認する機会が生まれます。それで満足いくようであればそれをそのまま継続していけばいいですし、配当金目的で買った株式が値下がりしているようであれば買い増しするのか?それともその状況に耐えられないのか?などの判断をする機会が出来ますのでその時にじっくり考えることになります。

もちろん最初から自分でタイミングを見て見直したり、考えたりできる人であればそんなチマチマしたことをする必要はないかもしれませんが。

めちゃくちゃ脱線してしまいましたが、投資目的を決めることは重要です。

世の中的には、「どのくらいリスクがとれますか?」というアンケートからスタートすることが多いですが、「どのくらいリターンが欲しいですか?」から始める方が合理的に投資対象を決めやすいからです。

どのくらいリターンがほしいか?を決めたら、それを最小で性格上取りやすいリスクでできるようなものを考える。リスクが合わないと思ったら期待リターンを下げて、同じようにリスクの取り方を考えることを繰り返すわけです。これに付き合ってくれる担当者がファイナンシャルアドバイザーと言えるのではないかと思います。

一発で「はい、これですね!」というのは量販型のセールスだと思います。

 

またそれてしまいましたが、②もその通りだと思います。

直観的に理解できないというか複雑なものを手を出さない方がいいです。仮に複雑だとしても担当者が理解できるくらいかみ砕いて説明してくれたら検討の価値があります。なぜなら担当者はよく分かっているからです。大抵の場合理解できないのは説明している方もきちんと分かっていないことが原因です。理解していない人が売り込むのは会社に言われてセールスしているか、手数料が取れるからセールスしているか、ただの無責任のどれかです。

なので理解できないものは手を出さないというのはその通りだと思います。

 

最後に③ですが、売れ筋や新商品は一歩引いてみるというのもいい考え方だと思います。売れ筋や新商品はコラムにもある通り「旬」のものであることが多いです。そのため短期的に儲かることもありますが、旬を過ぎれば酷い状況になることもあります。そのためこういう商品を触る場合は購入時に出口のルールを決めておくと良いのではないでしょうか?

例えば10%上がったら利益確定するし、10%下がったら損切するなど。そうすることで「旬」の商品のリスクをコントロールできると思います。あくまで「旬」の商品は運用のコアではなく、サテライトに位置付けるべきなのでこういった考え方は重要だと思います。

と長々と書きましたが、このコラムは参考になると思います。

最後の段落の損失が出たので安定運用に切り替えたら流行りの安定運用商品に切り替えることを提案されたというのは面白いです。安定か積極かの運用目的すら世の中の流行りに左右されていることが分かります。これは反対に出来ればいいのですが、実際やるのは難しいですね。

だからこそ投資資産の中の現金比率をどのくらいにするかという資金管理はとても重要になるのだと思います。預けたらすべて投資商品提案するファイナンシャルプランナーやアドバイザーは要注意です。