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外債投信の高い分配金に騙されないオススメの方法

またまたペレグリン・ウェルス・サービシズ株式会社の代表山口氏のコラムからです。参考になる内容なので読んでみることをお勧めします。

さて、取り上げているは「新興国の債券に投資する通貨選択型の毎月分配型」の投資信託です。突っ込みどころがありすぎてどこから手を付けたらいいか分かりませんが、どこも世間で十分指摘されていると思うのであえて触れずにおきたいと思います。

ここでは金融機関がさまざまな投資商品を提案してきたときにどのように考えるとこのようなわけの分からない商品をつかまないようにできるかという考え方を1つご紹介したいと思います。

すごく簡単です。

それは「為替と投資対象を分ける」というだけです。

つまり投資対象が米ドル建ての債券なら、米ドルを買って米ドル建ての債券を買うという2つの段階を踏むことです。

そうすることで米ドル建ての債券の値上がり時に債券だけを売却して米ドルをそのまま保有するという選択肢が生まれます。

こういう話をすると「ブラジルレアルは円または米ドル決済になっていてそんなことできないよ!」という声が聞こえてきそうです。その通りだと思います。そうなって初めて投資信託を選択肢に入れればいいと思います。

そもそも投資信託は一般の投資家が投資しにくいものを投資できるようにするために作られたものです。昔は個人投資家が投資できる対象がすごく限られていたので投資信託はさまざまなものに投資できるツールとして一種の発明でした。しかし、今では株式も以前より多くの国にアクセスできたり、債券も様々なものが選択できるようになりました。ETFも登場しさらに手軽に分散投資もできるようになりました。

となると成り立ちから言っても直接アクセス出来なかったり、直接アクセスするとコストがかかりすぎたりするものに限って投資信託という選択肢を考える方が自然ではないでしょうか?

例えば新興国の債券投資をしたいならトルコリラもメキシコペソも直接投資できます。外貨を買って投資対象を買うということができるものはそうするべきです。

そもそも投資信託で円から入って円で強制的にでないといけないものを選ぶ時点で自分で選択肢を減らしていることに気づくべきです。

為替の円安、投資対象の上昇が両方同時に起こっている確率は単純に4分の1です(経済構造上そんなことはないかもしれませんが、、その辺の検証はもっと詳しい方におまかせします)

それなら投資すべきものをシンプルに捉えて、もっと直接的に投資できないか考えるべきです。もしご自身の金融機関の担当者はセンスがあっていいというのであれば、その方が提案してきた投資信託の中身と似たような投資を直接できないか考えてみてはいかがでしょうか?

意外に簡単だと思います。そのくらいここ10年くらいで様々なものに投資できるようになっていると思います。ネット証券の登場は大きいです。

記事の中の方はトルコリラの利回りを魅力的に感じたのであれば、トルコリラ建ての債券を直接買うべきです。その選択肢があれば分配金利回りが30%なんて続かないとすぐに気づくと思います。

常に投資対象国の通貨を買って、その上で現物に直接投資できないか、を常に考えるように心がけるといいと思います。

そうすると、米国株式ファンドは為替がヘッジでもされていない限り投資対象にならないことが分かると思います。せめて米ドル建ての投資信託、もっと言うとETFにすべきだという結論が自然に導かれる気がします。

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