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為替手数料の衝撃!

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為替手数料を直視してみる

いろんなところで為替手数料、特に新興国通貨に投資する際の為替手数料は高いという話はよくされています。

しかし、為替手数料が高いという議論がされつつも新興国通貨を証券会社の言う通りに購入している人が多すぎるように感じます。

具体的に見てみましょう。
下記はウェブサイトで一覧で公開している金融機関から取った為替手数料です。

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比較のために優遇レートではなくすべて通常レートになっています。

上記の金融機関はウェブサイトに一覧がありましたので分かりやすくとても良心的だと感じました。

主要国通貨はほとんどの金融機関が公開していますが、新興国通貨は公開していないところが多かったです。それどころか新興国債券のパンフレットの中にも為替手数料についての具体的な記載はなく「当社の決定したレートになる」という文言でぼかしてありました。野村證券とか・・

話を上記の表に戻しますと、100銭=1円ですが見た目の関係で100銭と表記させていただきました。

比較のために米ドルを左に乗せていますが、いかがでしょうか?

正直これだけ見ても高いか安いか分かりにくいですね。メキシコペソの20銭とか数字だけで見ると安くも見えますし、プレスティアの米ドルは100銭はものすごく高いように見えます。

では下記の表ではいかがでしょうか?

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為替レートからどれくらいの手数料率になっているか計算してみました。

メキシコペソの20銭は現在の為替レートから計算すると3.53%になりました。

米ドルだと最も高く見えたプレスティアの100銭でも0.92%なのに、新興国通貨は軒並み4%以上の手数料率になっています。

ちなみに上記の手数料は片道なので円に戻すには2倍の手数料がかかることになります。

みずほ証券でトルコリラ建ての債券を購入した場合、6.53%の2倍なので約13%の為替手数料を払うことになります。
MMFでも20%程度の利回りがあるので1年で回収できるという見方も出来ますが、投資家としては13%の手数料を払っていることに疑問を感じなければ投資に向かうマインドセットがされていないと思います。

取引金額によって優遇レートの記載もありましたが、半分になるほどでもなく優遇されても十分高いと思います。

その点では外資系PBは柔軟なので取引金額の大きい方は相談してみるといいと思います。私の知っている範囲でもトルコリラは1~5銭の間におさまるレベルでやってくれるはずです。大きな声では言えませんが、それより高いレートした提示されなければ知らないと思ってバカにされている可能性が高いです。

外資系PBで取引できるほどの資産がない方はIFAにご相談されることをオススメします。
IFAにとっては2000万円以上あれば大口です。為替の優遇は個々のIFAごとに対応できるはずなので為替手数料でも収益を取りたいという投資をまったく考えていないようなIFAをあぶりだすのにも有効です。

イメージは提携証券会社がSBI証券より楽天証券の方が優遇レートにはしやすいそうです。サイドバー記載のIFA業者のいくつかにヒアリングしたときにそのような印象を持ちました。

まとめ

為替は通貨の交換ですので、そこで発生する手数料は通行税のようなものです。

手数料が発生するのは仕方がありませんが、その先の投資対象を選ぶにあたって十分考慮しなければ本当の意味での期待リターンは計算できません。

投資信託ですら手数料の上限は3.0~3.5%です。
それと比較しても上記の為替手数料は異常です。もっと問題になるべきだと思いますが、なぜか大きな問題になりません。

新興国債券投資を考える際には為替手数料にも気を配る必要があると思いますし、それを理解しているアドバイザーと組むことが長期投資では重要になります。

為替手数料を軽視するとどんなによい投資アイデアを考えても、ポジションを動かすごとに全体が崩れていくことを理解しておくべきだと思います。