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第一生命・日本生命・明治安田生命・・思考停止で販売されている債券について

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某金融機関のある期間の売れ筋の米ドル建て債券について

日本の大手生命保険会社が並んでいます。これは説明不要で販売しやすそうです。

下記は出回っているであろうプライスで初回コールまでの利回りを計算したものです。
ちなみにMMFの利回りは1.9%程度なので、それを念頭において比較して頂ければと思います。

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いかがでしょうか?

皆さんが買ったプライスありましたでしょうか?

残りの期間によりますが、上記の場合は価格が1pts違うと利回りが0.2%程度変わるイメージになっています。

これらの債券は証券会社が販売するためにアレンジした債券ではなく、市場に流通している債券であるという点で流動性がある債券です。

なので適正な価格で購入すれば値上がり益を取れる可能性は十分にあります。

実際の売却可能性について

分かりやすいので日本生命を@113.50で購入した場合を考えてみます。

2024年コールなので約5年です。言い換えると5.1%を5回もらえることになります。

1年後のことを考えてみましょう。

1年経つと残りは4回になり、合計で20.4%もらえることになります。

ここで@113.50で売却しようとすると、買った人は20.4%もらって償還時に13.50を償還損として計上することになります。差し引きで6.9%になります。

これを残りの年限の4年で割ると、1.725%となり、投資元本@113.50に対しての利回りは1.5%になります。

仮に今と環境が同じだとすると、MMFが1.9%前後なので買う人はいないことが分かります。

以上から日本生命を@113.50以上で売却することは不可能であることが分かりますのでこの債券は持ち切り決定ということになります。

もちろん債券は購入時に利回りは確定し、その分のリターンは得られますが流動性はまったくなくなっていることになります。

その覚悟があれば問題ないです。

ちなみに@113.50はぼったくりプライスだと思います、レギュレーションの変更などで発行体からコールがかかった場合はいきなり損失がでることになります(ほとんどないと思いますが、確率はゼロではないです)

正直オーバーパー銘柄の債券は分かりにくいです。
しかも、満期が近づくにつれて@100に近づいていきますので途中の価格は下落傾向になるはずで途中売却するのはかなり難しいです。

正直販売しているセールスでさえ債券は持ち切るしかないと思っているので仕方ないかもしれませんが、債券専門のヘッジファンドなどもある以上債券も売買してリターンが出る性質もあることは明らかです。

債券は本来、満期という最終覚悟を持ちながら売買益+金利収入が狙えるいい商品だと思いますので、ぜひ債券を考えるときはきちんとした金融知識のあるアドバイザーから買ってほしいと思います。