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米ドル建ての生命保険の保険料の行方

大手生命保険会社は外国債券での運用を増やす計画のようです。どの会社も円高は100円程度までと見ているので為替の動き次第という部分が大きいと思います。

しかし、為替が円高に進まなくても米ドル建て保険が伸びれば米ドル建て債券のボリュームは増えることになります。米ドルで資金を得て米ドルで運用する分には為替リスクはありませんので。

ここ数年どの保険会社も米ドル建て保険にかなり力を入れています。米国の金利が上がってきて、顧客にある程度魅力的なレベルの利回りを提示できるうえに保険会社としての収益も確保できるからです。そのため残高はかなりのペースで拡大していると考えられます。そうして得た米ドルを生命保険は外国債券、今回は特に社債(クレジット)に資金を振り向けるようです。

社債投資であれば投資適格でも4~6%程度の利回りのポートフォリオを作るのは難しいことではありません。米ドル建て保険の利回りは3%程度です。つまり保険会社は3%で資金調達して4~6%で運用することができるわけです。

見方を変えると、保険会社に3%で預けずに保険会社が投資している社債に投資すれば保険会社が得ている利回りを享受できることになります。

保険として最低限の備えをしている方であれば純粋に運用をすることをオススメします。

また銀行、証券会社、保険会社などは彼ら自身がどのようなものに投資しているのか知ることは自分の運用を考える上で貴重な視点になると思います。

 

 

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