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誰でもできる!プロの日経平均予想レンジ!

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誰でもできる!プロの日経平均予想レンジ!

モーサテなどでエコノミストやアナリストと呼ばれる方々が毎朝その日の日経平均の予想レンジを出しています。

それを見ると当日の日経平均が上昇するのか、下落するのか、ほぼ変わらずなのかが分かります。

新卒で証券会社に入社したとき、毎日ほぼそのレンジの範囲で日経平均が動き始めることが不思議でした。特に米国株は上昇しているのに日経平均は横ばいなど同じように動かない時は本当に何か特別な能力を持っているんだと本気で思っていました。

今思えばただの無知ですが、知らない世界のことは知らないので仕方ありません。業界の人にとっての常識も外の人にとってはまったく常識ではありません。(九九ださえ教えてもらうまでは誰も知らないのと同じです)

どうやって予想レンジを作っているかと言いますと、先物取引の終値にプラスマイナス100円をしているだけです。

下記の例で言うと、CME日経にプラスマイナス100円するだけです。

つまり、この日の日経平均の予想レンジは「20955円~21155円」ということになります。

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日中に中国からこんなニュースが出そうとか、米国の動きが日中にありそうとか予想をしているわけではなくこんなふうに機械的にレンジを発表しています。

もちろんこれがプラスマイナス150円という人もいますし、ちょっとだけ上昇幅の方が広い人もいたりしますが、もはや誤差です。

 

 

つまり、エコノミストやアナリストの予想レンジは日経平均の先物の動きをそのまま言っているだけです。

 

CME日経とは、シカゴで取引されている日経平均先物です。これを毎朝チェックすればエコノミストやアナリストが出す予想レンジは誰でも出せます。

デイトレードをされている方はその日のトレンドがとても重要になりますのでチェックしている方が多いはずです。

ちなみにドル円の見通しも出していますが、同じやり方です。
ドル円は直近の数字にプラスマイナス0.5円?とかするだけです。

何の役にも立ちません!

 

おまけ

特に3月と9月は日経平均と日経平均先物の値がずれるタイミングが生じます。

それぞれの配当落ちのタイミングが違うことから起きます。

先物の清算は3,6,9、12月の第2金曜日です。そこで先物指数に乗っている配当分が落ちます。

一方で日経平均(現物は)は月末の3営業日前に配当が落ちますので、月末の4営業日前までは配当が乗っている状態になります。

つまり、第2金曜日から月末4営業日前までは配当分だけ日経平均と日経平均先物の値はずれることになります。

先物で現物の動きを追う際はご注意ください。

 

ちなみに私が外資系PBで働いているときにトップバンカーと呼ばれていたボスはこのことを知りませんでした。

この間の期間はいつも「日経平均強いなぁ!」と言っていました。

つまり、そんなレベル感の方が何百億円もの預り資産を管理していることになります。
基本的に証券マンやプライベートバンカーと呼ばれる方はマーケットに関心がありません。顧客と話すときはレポートを事前に読んでその内容に合わせて話しているだけです。そのレポートも自分がセールスする上で都合のいい方向性のものしか読んでいません。

上記のボスは株式のオーダーが来たときに現在の株価をわざわざ商品部に問い合わせをしていました。営業員それぞれにロイターというマーケット情報がリアルタイムで見れる端末が与えられているにも関わらず・・・

人当たりの良さと社内政治のうまさによって引継ぎ顧客だけで成績を上げている営業はほとんどそんな感じです。

以前ある外資系PBでコストカットのために1年間ロイターにログインしていない人の契約を解除するという話になったときに、約60人の営業のうち19人が契約解除になったそうです。

つまり、19人はマーケット情報をとるためのロイターをまったく1年間見ることなく営業し、お客様に運用提案をしていたことになります。

そのときその会社の何かがおかしい・・・と感じなかった経営陣はやばいと思います。

プライベートバンクの嘘と真実

この本とは全く関係ありません