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農林中央金庫の巨額損失ふたたび??

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農林中央金庫の決算説明資料があまりにきれいにできているので少しご紹介したいと思います。

数か月前から農林中央金庫はCLOの保有金融庁から監視されている状態にあります。

どの程度保有しているか正確な数字はなかったのですが、今回の資料で開示されています。

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CLOの残高です。

なんと7.4兆円・・・これ実は農林中央金庫の純資産とほぼ同額です。

さらに、運用資産の11%を占めるそうです。

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ちなみにCLOは満期保有目的なので時価評価してないはずです。

純利益が1,000億円程度なので1.5%含み損があれば利益は吹っ飛ぶことになります。

 

CLOの説明も分かりやすいので貼っておきます。

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格付けの低い債券のポートフォリオを違う切り方をするとAAAの部分が生まれます。

それを保有しているから大丈夫!と言っています。

同じポートフォリオの中では優先的に支払いを受けられますが、ジャンク債がデフォルトして回収できなければAAAの部分も返済されないことは、サブプライムローンの時に流行ったCDOで経験済なはずなんですが・・・

たぶんもう忘れているんでしょう。

最優先は希望する利回りを確保することになっているので、リスクはめをつぶっているのだと思います。

ここまで保有が大きくなると、自分が売却することで市場を崩すことになってしまうので満期まで本当に持つしか出口はなさそうですね。

ドボンするときはまた農林中央金庫が巨額損失!と出ることになります。

直接農林中央金庫に投資することはできないのでそれで痛い思いをする人はいないかもしれませんが、CLOの元になっているレバレッジドローンは日本ではバンクローンファンドという形で個人投資家保有が多いです。

なので個人投資家には関係ないと考えてはいけません。

バンクローンとかシニアローンという名の投資信託保有している方は注意を払った方がいいと思います。