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UBSやクレディスイスはプライベートバンクか?

よく日本ではUBSやクレディスイススイスプライベートバンクの代表のように思われている。しかし、この2行は日本で言うと三菱UFJFG、三井住友FG、みずほFGと同じ総合金融機関である。

スイスのプライベートバンクには下記のような特徴がある(wikipediaより引用)

  • 組織形態:無限責任のパートナーによる経営
  • 顧客対象:主な対象は富裕層や機関投資家
  • 事業領域:資産管理・資産運用に特化(融資、自社売買等の高リスク業務を行わない)
  • 収益構造:顧客から預かった資産の管理・運用・助言等の報酬料金。

まず、組織形態はUBSもクレディスイスも株式会社である。無限責任のパートナーはおらずCEOは赤字の年も含めて巨額の報酬を得ている(無限責任でなく無責任なのかも・・)。さらに事業領域に関して、資産管理・資産運用に特化しているということはまったくない。両行とも投資銀行業務も行っている。少し前には投資銀行業務での損失がニュースになっていた。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-01-25/PLVUJB6JIJVB01

収益構造についても両行は資産管理・運用・助言等からの報酬ではなく、金融商品を販売することによる販売手数料である。仕組債や外債など。

上記のような構造からも両行は単なる証券会社(日本においては銀行機能は非常に限られているので)と言える。両行と取引のある方はお気づきだと思うが、彼らはきちんと「プライベートバンキング」と名乗っている。この名称の部署は日本の金融機関にもある。

長々と書いたが、基本的には日本にあるスイスの銀行は日本のメガバンクや証券会社と同じでありほとんど変わりがない。ブランドやイメージだけで付き合うのは危険である。一方で優秀な担当者比率が高いことは言えるのかもしれない。社内の成績が良く運用に関心のある担当者を見つけ出せれば一生の付き合いができるかもしれません。但し、、、運用に関心がない単なるセールスも多く存在する。さらに成績が悪いとクビもありえるため恐ろしく収益重視の営業をしている担当者もいることには注意が必要であると言えます。