P-NOTE

Simple & Healthy

個人投資家の債券投資の現実的な投資方法

ユニリーバ発行の米ドル建て2027年5月5日満期、表面金利2.9%という債券という債券があります。

このような投資に関してどう思いますか?

価格ですか?詳しくは皆さんの担当者に確認してほしいのですが、某外資系PBのプライスはひどかったです。100に近い数字というくらいにしておきます。

この時点でひどいですが、そもそもこの債券持ち切りで買ってますか?それならOKです。2.9%の金利で十分と考えていればOKです。

しかし、個人的にはたった2.9%で最後まで持たされるのなんて絶対嫌です。投資としてお金を増やすという目的が達成されないからです。これは100億円くらい運用している人の投資方法だと思います。

個人的にはせめて5%くらいの受取金利がないと持っている意味がないと思います。もちろん発行体のリスクを取るわけですが、それでもクレジットリスクをうまく取れば金利上昇リスクのヘッジにもなりますし、仮に価格が上昇しなくても長く持とうと思いますし、毎年の受取金利は価格下落時の損切の許容範囲を拡大してくれます。

確かにユニリーバは破綻リスクは極めて低いように見えますが、米国がまだ利上げ局面にあることを考えるとクレジットのクッションがない分金利上昇に沿って価格が下落すると考えられます。つまり再度の利下げ局面にでもならなければ途中売却してキャピタルゲインを取ることなんて不可能です。そもそも手数料取りすぎなのでさらに無理かもしれませんが、、、

機関投資家ならともかく個人投資家はこういう投資に貴重な資金を投入すると他で更なるリスクを取らざるを得なくなることからオススメできないです。

頭でっかちなポートフォリオ理論などを語る自分のお金を投資したことのない担当者にこういう提案が多いです。最悪なことに彼らに悪気はなく理論に詳しいのでおよその個人はこういうのに乗せられやすいです。

この手の債券は引き分けか負けみたいな投資です。これならMMFで2%程度の利回りで金利上昇を待つ方がはるかに合理的だと思います。