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<要注意>格付け機関の特徴

先日ソフトバンクの格付けの記事では同社が格付けを取得していないものも含めて5つの格付け会社を記載しました。その5社に関してマーケット関係者がどのような感覚で見ているかご紹介したいと思います。

まず、S&PとMoody'sは世界の2大格付け会社であり世界中で最も多くの企業をカバーしています。そのためマーケット関係者はこの2社の格付けを最も重要視しています。この2社の格付けを取得していないと投資をしないという投資家もいます。

次に、フィッチは上記2社の少し下のイメージです。格付けも甘い印象です。そのためフィッチの格付けだけ取得しているという海外企業も多いと思います。甘いと言っても日本の格付け機関ほどではありませんが。。。

最後に日本の2社について、R&IとJCRです。日本の2社は海外の会社に比べると格付けが甘々だと思います。ほとんど国内の企業しか格付けを付与しておらず国内での相対評価のためかもしれませんが。

そしてその中でもJCRは最も甘い評価をしています。R&Iよりも1つ甘い評価というイメージです。そのための機関投資家の中には円債でもJCR格付けのみでは投資対象としないとしているところもあります。

どのくらい甘いか以前のソフトバンクで確認しておきます。

S&PだとBB+、JCRだとA-になっています。どのくらい違うかと言うと・・・

BB+ → BBB- → BBB → BBB+ → A-

なんと4段階違います。このくらい違うのはあまり目にしませんが、極端な例としてはいいと思うので一例として。そして、ソフトバンクは国内で個人向けに債券を発行するときにはJCRしか格付けを取得していないと思います。おそらくJCRが最もよく見えるからだと思います。格付けは発行体がお金を払って付与してもらっていることからJCRにとってはソフトバンクはいいお客さんだと思います。よほどのことがない限りJCR格付けは下がらないと思います。みずほとソフトバンクの蜜月の関係に違いかもしれません(←明らかに妄想です)。

となると、JCRしか格付けを取得していないものに関しては注意が必要です。さらにJCRでBBB-格付けであればR&Iが格付けを付与した場合すでにジャンク級という評価の可能性が高いことは考慮しておくべきだと思います。

例えばぱっと思いついたのは川崎汽船とか・・・

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