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仕組みを理解するシリーズ③【米国バンクローン・オープン】

ローン市場の価格は1月に回復していましたが、資金流出は止まっていないようです。

これまで格付けの低いローンの受け手になっていたCLOの発行が減っていることを考えると需給関係にさらなる変化がありそうです。

 

www.bloomberg.co.jp

 

この機会にバンクローンのファンドについて少し見ていきたいと思います。

為替をヘッジしない毎月分配型は毎月70円の分配金になっています。基準価格7593円に対して年間840円なので10%以上です。一方でポートフォリオの中身を見ると直接利回りが5.4%になっています。直接利回りとは投資金額に対してどのくらいの金利収入があるかということを表していますので将来の償還差益などは関係ありません。

つまり毎年このファンドは5.4%しかキャッシュフローがないのに10%以上を吐き出していることになります。つまり基準価格は仕組み上上昇しないということになります。しかもバンクローンはほとんどプライマリーで引き受けて満期まで持ち切ることを想定して投資しているものが多いのでそもそも償還益というのはほとんどないと思います。下がったものの戻りはありますが。(このファンドなら為替差益もありますね。但し為替差益狙いなら違う方法を選択すべきだと思います。)

となると直接利回り以外にリターンに変わるものがほとんどないことになります。蛸足配当がどうとか言うつもりはまったくありません。仕組みを自分なりに理解して投資を実行すべきだと思っているだけです。

そこまで考えて投資提案をしている担当者はほとんどいないと思いますが、きっちり説明してくれる担当者と付き合うべきだと思いますし、IFAの方はそこまで突き詰めて考えて普段から話をしていれば大手のブランドにも勝てるようになると思います。すぐには難しいかもしれませんが、きっとそうして信頼を獲得したお客様は一生のお客様になると思います。

米国バンクローン・オープン

http://apl.morningstar.co.jp/webasp/pdf/monthly/2014052703_M_201902.pdf

少しだけ個人的な意見を言わせてもらえば、平均格付けB+で5.4%のリターンはリスクリターンが合わないと思います。米国の金利が低いときは為替をヘッジして円ベースで3%程度のリターンを流動性を維持しながら期待できたのでよかったですが、現状ではそれも難しいです。為替をオープンにするなら普通に外債買った方がいいと思います。5%台の金利の債券は山ほどあります。

 

jds.hateblo.jp 

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