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PB業界再編の流れ

三菱UFJグループは傘下の証券2社を合併すると発表しました。

証券会社はどこもネット証券との差別化と経営の効率化の観点から富裕層に特化しています。そのためPB証券の機能を三菱UFJモルガンスタンレー証券も持っていることになり完全に重複となっていました。また富裕層の新規開拓は事実上難しくどちらも銀行からの紹介が大きな要素になっていたことから2つに分かれていることはデメリットしかない状況だったのではないでしょうか。

富裕層の新規顧客開拓はUBSやCSなどの外資系PBも苦労しています。事実ほとんどの担当者は辞めていく営業の顧客の引継ぎで生きている人の方が多いですし、そのような方の方が顧客から手数料を大きくとって営業成績がよく見えて報酬を高くもらっているという現実があります。なのでやっていることはリテール証券と同じです。いかに目の前の顧客に商品を売るかしか考えていません。ポートフォリオを真剣に作ってくれる人にはなかなか出会えません。適当に株式は30%で債券が40%で・・・というレベルが限界です。それならロボアドで良さそうです。

なんか愚痴のようになってしまいましたが、たぶん三菱MSPBも同じでしょう。それなら高い報酬を払うのはバカバカしいとMUFGは思うでしょう。もっと安く会社の言う通りの商品を販売してくれる人は山ほどいます。このように考えるとこの合併は必然です。

PBがリテール化(商品の販売だけ)しているという現象は他の外資系PBも同じです。三井住友と一緒にやっていたバークレイズは撤退、シティバンクも撤退、HSBCも撤退、ソシエテ・ジェネラルも撤退、、、これらは商品を販売するだけなら日系金融機関には全然対抗しえないことを理解して日系金融機関に事業を譲渡して撤退しました。

PBを貫けないと日系が競合先になります。おそらく純粋に日本でPBと言える形で業務をしているのはロンバー・オーディエくらいではないでしょうか?

リテール化(商品販売)したPBは日系に統合されていくのが運命にような気がします。

次はUBS??それともCS??

 

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