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資産配分は資金管理の積み上げ

債券型・・バランス型・・株式型から選べます!どのくらいのリスクが許容できますか?

という質問やアンケートによって「あなたはバランス型です」のようなやりとりしたことはありませんか?

これは年齢や資産状況、性格によっていくつかの価格変動の大きさの中から1つを選ばせようという行為です。これって意味があるのでしょうか?

仮にすべての資産をそれに投資するなら意味があるかもしれません(それでさえも意味がないと思いますが)

顧客が投資を検討する金額も決めずにそのままみんなと同じアンケートに答えて投資スタイルが決まるなんて不自然じゃないですか?その顧客にとってのリスクの取り方を考えるというよりは、金融機関の言い訳として「あなたが自分で選んだんだから買ったものがこのくらい下がっても仕方ないですよね?」というコミュニケーションに使われているというのが実態な気がします。

そもそも金融資産の何%を投資するかによって取れるリスクは最も影響されると思います。

例えば、皆さんが宝くじを買う時には「この金額はなくなっても大丈夫!」ときちんとリスクを覚悟して買っていると思います。だからこそ資産に占める割合は小さくなっていると思います。

宝くじは投資じゃないと言われるかもしれませんが、宝くじだってリスクをとってリターンを得ようとする立派な投資です。一方で預金も投資の1つです。銀行にお金を貸す行為は債券を買うのと本質的に変わりません。商品性はかなり違っていつでも現金にできるのでほとんどリスクがない代わりにリターンもありません。そのため多くの人は必然的に預金の割合が高くなっています。

これはどの程度のリスクのものに、資産のどのくらいの割合を検討するかという資金管理の問題です。資産のポートフォリオの構築はこの資金管理の積み上げによって行われます。

宝くじの例でも分かるように皆さんある程度無意識にそれを行っています。一方で金融商品になるとセールスが入るせいかそれが途端にできなくなってしまいます。その原因は金融商品のリスクがどのようなものか理解しづらいことにあると言いたいのですが、そうではありません。

最大の原因はセールスをする金融機関のセールスがそれぞれの金融商品のリスクをきちんと理解していないことにあります。

社内のロープレ?で表面的にセールス方法を勉強して説明しているだけの人の説明を聞いても本当の意味で理解してリスク説明をしていないので、そんなの聞いても顧客は本質的なリスクを理解することは不可能です。本当はきちんと投資経験のあるアドバイザー(当該商品投資したことがある人)の話を聞くべきです。

この世の中やってみないと分からないことがたくさんあります。料理の勉強をいくらしても実際にやってみないと気付かない注意点はたくさんあると思います。何事も同じです。

もちろん最初からすべてのリスクを把握して投資をスタートすることなんてありえませんが、さまざまな状況を想定した上で投資を開始するのとそうでないのとではその後の動き方が変わります。

自分で勉強することも大事ですが、本業がある中でやるにはやっぱり良きアドバイザーを見つけることが重要になります。

そんなの難しい・・・という話もありますが、皆さんご自身も仕事で誰かに価値を提供している以上どのような人が単なる売り子でないかを見分ける目は少なからず持っていると思います。もちろんアドバイザーを見つけるのも1度や2度の失敗は必ずあると思います。何をやるにも失敗はつきものです。その失敗から学びながら良いアドバイザーを見つけていくことが投資を安定させる有効な方法の1つだと思います。

単なるセールスかどうかを見極める1つの方法として、証券会社に現金を振り込んでみて下さい。何も聞かずにそのまま何かのセールスに来たら絶対アウトだと思います。

現金もポートフォリオの1つとして考えている人であればそれをどのように管理していくかの話があって当然です。この方法はセールスされても断る意思さえもっていればリスクはないので試してみても損はないと思います。

 

ちなみにどうしても冒頭に書いた債券型とかバランス型などから選んで投資する場合、おそらくチャートは上下の幅が違うだけで形はほとんど一緒だと思うので、金額を抑えて最もリスクをとったものにする方が良いと思います(コストの問題もありますが、債券型でも十分高いはず)。リスクにさらす資金を抑えれば残りの資金で別のことができますし、セールスはいい話しかしないと思うので本当に言う通りなら最も変動幅の大きいものの方が結果を早く確認しやすいと思いますので。

あくまでご参考まで。