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【デフォルト近い?】オデプレヒト

ブラジル建設大手のオデプレヒトが25日に満期を迎える債券の償還を見送るようです。金額にして5億レアル(約140億円)です。同社によると、手元現金が7億ドル(約770億円)ほどあるけどこれは運転資金にとっておきたいので、返済資金は銀行からの融資を引っ張りたいと考えているとのことです。

正式なデフォルトと見做されるのは返済日から30日後なのでその間に銀行と交渉するそうです。

実は昨年の5月にも同社は同じようなことをやっています。その時は石油化学事業を行う優良子会社のブラスケムの株式を担保に融資を受けることに成功しました。

果てして今回はどうなるでしょうか?

 

下記の記事を見て頂けると分かるように同社が資金繰りに窮しているのは、恐ろしいほどの贈賄が発覚したことが発端です。中南米を中心に建設事業を受注するために多額のお金をバラまきました。それがばれて各国で多額の罰金を払うことになりました。

下記の記事だけでも2,900億円の罰金です。これは米国とブラジルの当局への支払いで、そのほかスイスなども罰金を課しています。もちろんすべて一括で払えないので毎年分割して払うことになっていますが、これはこの先も現金が毎年毎年決まって出ていくことを意味します。事業そのものにも悪影響が出ている上に、毎年キャッシュが流出する、、、破綻したら罰金も取り損ねるので通常ならつぶれないように配慮した罰金の決め方がされますが、今回は各国がそれぞれ罰金を課していることからそんな調整は働きません。

 通常こういう贈賄ネタは一時的なネガティブ要素なのでその他の事情が良ければ債券などは買い場と捉えられることが多いです。しかし、このケースの場合終焉が見えない問題になってしまっていることからこの手のものは触らない方がいいという判断をしています。

外資系PBでは同社の債券を販売していたそうです。債券を損切するのはかなりの決断が必要になりますが、今回ばかりはその判断が必要だと思います。罰金は純粋に現金の流出要因です。

www.bloomberg.co.jp